歌舞伎銘菓 夕霧

歌舞伎「廓文章」に因んだ上菓子

夕霧太夫
生年不肖~延宝六年(1678年) 太夫は、あらゆる技芸に才能がある最高位(松の位)の遊女のこと。京都や大阪の廓で名を馳せますが、20代の若さで生涯を閉じました。写真は二代目夕霧太夫・中村芳子(※)。
※中村芳子・・・初代中村鴈治郎の長女

不思議な「八ッ橋」のものがたり

『夕霧』は、井筒八ッ橋本舗発祥の地が祇園・南座前であることから、五代津田佐兵衞が歌舞伎役者の林又一郎らと相談し、歌舞伎に因んだ上菓子として考案致しました。その歌舞伎とは、実在した夕霧太夫と恋人・藤屋伊左衛門を描いた「廓文章」です。
商品名は主人公の夕霧太夫から名付け、小倉あんを包む生八ッ橋の形は伊左衛門が持つ編笠をかたどりました。昭和22年、つぶあん入り生八ッ橋の草分けとして発売された商品です。

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「夕霧祭」

六代津田佐兵衞は、昭和35年、夕霧太夫を偲ぶ供養のため「夕霧の会」をおこし、その生誕地近くの嵯峨・清凉寺において法要を営みました。現在は毎年11月の第2日曜日に「夕霧祭」として、太夫道中と法要を営んでおります。

あでやかに 太夫となりて 我死なむ 六十過ぎにし 霧はかなくも
清凉寺の歌碑に記された吉井勇氏(歌人、劇作家、小説家)の歌
いまもなほ なつかしと思ふ夕霧の 墓にまうでし 帰り路の雨  勇
二代目夕霧太夫襲名に先立ち読まれた歌
太夫道中
  • 八ッ橋と、京の歴史。
  • 夕霧と、京の文化。
  • 夕子と水上文学。

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